『麦の海に沈む果実』恩田陸−もがき苦しみ本の海に沈んでいく

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【もがき苦しみ本の海に沈んでいく】

不思議系の本は大嫌いだが、この本はぞくぞくして、後味もよく、癖になる。

言い表し様がないこの独特の雰囲気。おそらく圧倒的な文章力に呑まれている。
冗談ではなく海の中に落ちて本を読んでる気分になる。

嘘ばかりのようで嘘でなく、現実のようで現実でなく、もがいてもがいて息が吸いたくてページをめくるのだが、もう少し沈ましておいて欲しいと願う。そんな不思議な珠玉の作品である。

作中名言
「ただ驕慢に自分の美しさを鼻にかけている女の子ってそういうバランス感覚がない。そういう子って全然きれいだと思わないんだ。その一方で、僕は無垢な美少女っていうのも信じない。ごくまれに自分の美しさに気付いていない子もいるけど、それだってほとんどは演技だ。どこかで分かってるはずさ。自分の美しさに気付かないというのも、ただの無知で、怠慢だよ。自分の美しさに傷つくデリカシーのない女の子って、僕にとってはきれいな女の子じゃない 」「僕の持論なんだけど、本当に綺麗な女の子って傷ついてると思うな」

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