『すべてがFになる』森博嗣−自然を見て美しいなと思うこと自体が、不自然なんだ

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天才的なる理系小説。犀川と萌絵の天才コンビが、孤島の奇才マガタ女史の密室トリックに挑む。
密室から出てきた死体は手足が切断されたマガタ女史自身。

誰が何のためにどうやって殺したのか。
寒気がするほどのリアルな描写と、人間の真理描写が、森さんならではの俯瞰かつ完璧なロジックで語られる。
すべてが布石。「すべてがFになる」の意味とは?ページを捲る度にゾクゾクする展開力。

個人的には、ビルのクレーンを運び出す方法と、死体を運び出す方法をリンクさせているのが良かった。

作中名言
「自然を見て美しいなと思うこと自体が、不自然なんだよね。汚れた生活をしている証拠だ。窓のないところで、自然を遮断して生きていけるというのは、それだけ、自分の中に美しいものがあるということだろう?つまらない仕事や汚れた生活をしているから、自然、自然ってご褒美みたいなものが欲しくなるのさ」

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