『花のれん』山崎豊子−1つ違うレベルには、多くの「捨」が必要。

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同衾してテクノブレイクしてしまった夫の葬儀で、白い喪服を着た妻。
この妻が吉本興業の創設者で、恐るべき行動力と商才を発揮する。

天満で打ち上げた商売の花火を、大阪中に打ち上げ花のれんを作り上げる。
そして、もう1つの「花のれん」と「白い喪服」が行き着く最終地点が「感動」というより、奇麗すぎて寒気がした。

お笑い好きとしては必読の教科書。落語に安来節、関東大空襲に漫才の到来。船場。法善寺横町。千日前。身近な笑いに歴史を感じることが出来る。
ただ1つ。よみにくい!!

作中名言
「金が出来始めてから目だってきつくなった。絶えず強盗に押し入れられそうな不安に襲われ、寒い風の吹く日や、氷雨が降る日は恐ろしくて眠れぬこともある。妙に胸騒ぎする。恐ろしい。独り寝の布団の中で風の音に怯えている自分が寒々しく哀れに思えた。」
女性が商いで成功するために生じる女性ならではの葛藤。挫折。成功。陰。苦労。人生。1つ違うレベルには、多くの「捨」が必要。

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