『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎−笑えれば何かが充電できる。それも真実だ。

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ずるいくらいに表現が豊かで面白い。読んでいて凄みが伝わる。

物語はテロの冤罪を被せられた青柳雅春が、とにかく逃げまくる。という話。
動かせない間違った事実に、立ち会った時、自分はどうするだろうか?
立ち向かうと死ぬと分かっていたら、逃げるしかないのか。
自分の為に犠牲になる友人がいたらなおさらではないか。

こうやって書いたら稚拙で内容が希薄な様に思われるかもしれないが、結局逃げ続けた先には何があるのか。
何が起こるのかという気持ちが溢れてきて、一瞬で読んでしまう。

キャラクターの設定と、逃げ方と、話の回収力。

結論へ向かう小説にしたくなかったと、伊坂さんが言う様に、これは今までに無い新鮮な小説だった。
ただ、そこが微妙に物足りなかったりする。

ロックに絡めるのが良い。伊坂さんならではの名言も多い。

作中名言
「どんなに困難で、悲惨な状況でも、もし万が一、笑うことができれば、おそらくは笑うことなどできないのだろうが、笑えれば何かが充電できる。それも真実だ。」

『わたしは、3歳と339ヶ月』
 
「散り散りになるバンドの中で黙々と作業するポール・マッカートニーはきっと、「昔に戻ろうよ」と願いを託し、メドレーを作っていたような気がしてならない。」

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