『アダムスミスが説く幸福論とは?』

スポンサーリンク

アダム・スミス ぼくらはいかに働き、いかに生きるべきか (日経ビジネス人文庫)

1

作中名言『人間を不幸にするのは、不必要に「差」を意識して、自分を不幸だと思い込む気持ちである。』

経済学の父アダムスミスの『道徳感情論』と『国富論』を読み解き、現代に分かりやすく落とし込んでいる読んで実りのある本でした。オススメです。

現在深刻な問題になっている『貧富の差』の元凶になっている資本主義。そんなことはアダムスミスは承知の上だった。それでもその方が全体で見て幸せだろうと結論づけた。自分が良いと思ったことをやっていけ。すると世界は良いバランスになる。そんなメッセージを受け取った。

僕が一番良いなぁと思った言葉は

『幸福とは、健康で借金が無く、自分の良心に背いていない状態である。』

と明瞭に記しているところ。その意味合いが妙に説得力があるのは、経済学を突き詰めた結果なんだろう。

例えて言うなら、

①『不味い水と、美味しくなる魔法の粉があるとする。不味い水を毎日飲むと病気になるので、なるべく魔法の粉をふりたいところだ。しかし魔法の粉は頑張った人にだけ与えられる。』

②幸福になるには、普通以上の水を飲まなければいけないし、他人に魔法の粉をもらってもいけないし、誰かから騙しとってはいけない。

③ただ、人の『慣れ』も考慮すること。いくら美味しい水でも毎日飲むと普通の水と変わらない。

この3点が人生の縮図。これだけなら幸せになるのは意外と簡単だ。人と比べてるから幸せが見えなくなるんだ。なぜならそれは自分の良心に背く行為だからと思う。

このシンプルな幸福論(健康/借金無し/良心に背いてない状態)はみんなが知っておくべきこと。そして、この良心に背いていない状態ってのが凄く難しいんだろう。

にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ  

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA