『キャンプ~タイガーウッズ~』黒川洸太郎-ショート小説コンテスト37

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『キャンプ~タイガーウッズ~』

森の木々に囲まれると自分が何者であるか分からなくなる。
都会のビルで日々のしがらみのなか仕事している自分の方が変なふうに思えてくる。

自分のやるべきことはこれでいいのだろうか。
これが生きるということなんだろうか。
いっそこの森で魚を釣り野菜を育て生きていけないだろうか。

星がきれいに見える。
なんて自分はちっぽけなんだろう。
寝転がって夜空を見上げていると、僕は逆に空へ落ちそうになる。

タイガーウッズがクスリで捕まったことを思い出す。
有り余る金は、人を欲望のままに行動させようとする。
18股で女をとっかえ気持ちの良いことばかりを追求する。
彼は全てを手に入れた末、何もかもを壊したくなったのだろう。
人生に底が見えて飽きちゃったんだ。

明日また街に戻る。
ストレスという負荷が僕や誰かのバランスを構成する。
またここに帰ってくればいい。

森の木々に囲まれて今日は寝ることにする。

―黒川洸太郎―

ショート小説コンテスト

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