『ボトルネック』米澤穂信

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「ボトルネック」瓶の首は細くなっていて水の流れを妨げ、 流量の妨げとなっている箇所。このことから、システム全体の効率を上げる場合の妨げとなる部分のことを指す。
「自分がいる世界」と、「自分がいない世界」とを対比し、「自分がいない世界」の方が周りにいる皆が幸せになっていた。

家庭環境も良くなっていたし、定食屋のじじぃも生きている。そして何より恋人が死んでいない。

そうした場合、「自分がいる世界」に戻ったとき、あなたはどうするのか?という話。
自分は悪いことは何もしていない。

/どうしようもない現代社会

/「個性」

/アイデンティティ

/自殺

といった逃げ場所をうまく表現している。
いてもいなくても変わらないし、むしろ悪い方に傾くと知っていれば、死んだ方が良いのか?それでも現実を、少しでも生きて、誰かが望んで得られなかった物を得る努力をすべきなのか?

自分が知らず知らずシステムを妨げるボトルネックだとしたらあなたはどうするか。
現実を諦め、なにもしないということは、居ても居なくても一緒。死ねよ。
この本を読んだ人にしか分からない答えがある。

重い鉄球を最後にぶん投げて来る。読み易いし良い小説。

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