『SOSの猿』伊坂幸太郎 感想

スポンサーリンク

2

【全てが因果で繋がると、誰も悪くないし、逆も然り。】

読んでるとき映画ビッグフィッシュを連想させられました。物語を作ることと、心の拠り所を作ることは、似ている。

西遊記という物語が現実と非現実を紐付ける。なぜ少年が引きこもりになったのか。なぜ彼はミスの入力により多額の損額を出してしまったのか。

いかにも結び付かない2つの物語。こうなるから、こうなります。いくつもの因果関係が結びつく。

誰かが連想することは、他の誰かも連想している。猿が海で手を洗うと、地球の裏側でも猿が海で手を洗うように。誰かの想像が、地球の裏側の誰かの想像に結びつく。

因果関係で結び付いた最悪の結末も、地球の裏側で誰かが幸せの末路の物語を想像するだけで、誰かが救われる。

かもしれない。

声音書房オススメの小説一覧

にほんブログ村 本ブログへ にほんブログ村 映画ブログへ にほんブログ村 映画ブログ 映画評論・レビューへ  

スポンサーリンク
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
スポンサーリンク

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA