東野圭吾の頭はどうなってるんだろうか?
「記憶」という曖昧な存在を題材に、主人公を2つの時間軸に乗せて語る。
ここまでのラブストーリーを誰がかけるのか。凄いの一言。
昔一目惚れしていた女性が、親友の彼女として突然現れる。
そんなありもしないドラマみたいな話が、イメージを膨らませ、どんどんと引込まれていく。
そしてこれは自己の恋愛をとるか、親友をとるか、ただのラブストーリーではない。
男の根底の価値観を探られるようなゾクゾクする理系小説。こうゆうの好きだ。
作中名言
「男と女が友人ってこと、本当にあるのかな」難しい質問だった。俺にもわからなかった。昔から多くの人々が議論してきたことだ。「惚れてても、友人のままってこともあるぜ」俺はそういった。「どういうこと?」「自分の気持ちを隠してりゃ、友人以上のものにはならないってことさ。少なくとも形の上ではな」
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