ブックレビュー 一覧

『ユダヤ人大富豪の教え―ふたたびアメリカへ篇』

『ユダヤ人大富豪の教え―ふたたびアメリカへ篇』

センターに持っていける人は4つのカテゴリーの中ではどの枠なのだろう? それを一番はじめに感じた。 人の性格特徴を4つにカテゴライズして↓ ①ポジティブ自立 (前を向けよ。絶対うまくいく。リーダータイプ。本当の感情から逃げがち) ②ポジティブ依存 (え〜わかんない。できなーい。いじめられっ子タイプ。なごみキャラ) ③ネガティブ自立 (どいつもこいつも無能だ。私がこんなに頑張ってるのに。管理者タイプ。チェックが厳しい。) ④ネガティブ依存 (私なんて。どうせ。悲観...

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『無間人形―新宿鮫』大沢在昌

『無間人形―新宿鮫』大沢在昌

直木賞作品。男のハードボイルド小説。物語の組み立て方に無駄が無く、すべての伏線と、すべてのキャラクターに意味がある。 警察内部、麻薬取締についてかなりの知識があり、上層部との兼ね合いや、暴力団とクスリの関係性、やくざとチンピラと官僚と政治家と卸屋の関係性が、分かり易くすべての道筋が丁寧に語られる。 様々な視点が読者を飽きさせない構成にもなっている。 ストーリーは新宿にキャンディーという新種のヤクが流行する。それを売る10代の若者。そこに売る19歳の未成年すれすれの若者。喋る...

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『その日のまえに』重松清-少しでも1を生み出せれば、嫌でも生存者のなかで巡り巡る

『その日のまえに』重松清-少しでも1を生み出せれば、嫌でも生存者のなかで巡り巡る

「その日」は確実にやってくる。死ぬということは決して、その人が無くなることではない。 残されたものの心や生活には、死んだ人が残した心や生活が反映される。 その人が残した言葉や行為や好きな物や財産が、死者を忘れた頃にも、残された者の身になっている。 どれだけ自分の存在価値が無くても0で無かったら価値はある。 少しでも1を生み出せれば、嫌でも生存者のなかで巡り巡る。 そんな単純で意義深いことを教えてくれる小説。 短編小説で、それぞれのがん患者の人生を追うのだが、上記のような死...

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『世界を変えた10冊の本』池上彰

『世界を変えた10冊の本』池上彰

①アンネの日記/アンネフランク 生理がきて驚いたり、ペーターに恋をしたり、結構普通の日記だったんだなぁ。 ②聖書 いわずもがな。 ③コーラン ジハード(聖戦)という考え。 「戦いを挑むものがあれば、アッラーの道において堂々と迎えうてば良い。」 というコーランの一部から、 これが、過激派勢力を生んでしまった。 ジハードで死ねば、確実に最後の審判で天国にいけると言われてるから。 ④【プレテスタンティズムの倫理と資本主義の精神/ウェーバー】 「労働は神が望まれ...

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『1000冊読む!読書術』轡田隆史

『1000冊読む!読書術』轡田隆史

読書術というHOW TO本かと思いきや、 『1000冊読書したら、こんなメリットがあるよ。』 読書の魅力はこーゆうことなんだよって言う内容。 【読書には人生を決めるような出会いがある】 この言葉に共感しながら、ジャンルを問わず本を読み進めていくのが大切だ。 この部分に思わぬ感銘を感じてしまった。本当にその通りだと思う。 【本によって学ぶもの】 要約、表現、自己対話、好奇心、演説 話というのは少なからずの哲学を含む。 philosophy は...

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『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎−笑えれば何かが充電できる。それも真実だ。

『ゴールデンスランバー』伊坂幸太郎−笑えれば何かが充電できる。それも真実だ。

ずるいくらいに表現が豊かで面白い。読んでいて凄みが伝わる。 物語はテロの冤罪を被せられた青柳雅春が、とにかく逃げまくる。という話。 動かせない間違った事実に、立ち会った時、自分はどうするだろうか? 立ち向かうと死ぬと分かっていたら、逃げるしかないのか。 自分の為に犠牲になる友人がいたらなおさらではないか。 こうやって書いたら稚拙で内容が希薄な様に思われるかもしれないが、結局逃げ続けた先には何があるのか。 何が起こるのかという気持ちが溢れてきて、一瞬で読んでしまう。 ...

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『夜のピクニック』恩田陸−今を未来のためだけに使うべきじゃない

『夜のピクニック』恩田陸−今を未来のためだけに使うべきじゃない

何を持ってこれが賞賛されているのか分からない。 ただ、だらだらうだうだと歩き続ける物語。 自分でも夜中5キロぐらい走った時に考えるような一般的なことを、こんなにも膨らまして書いて何になるのか。 ただ、斬新な設定と、若い日々の心が、青くて懐かしくて、ページを進めさせる。 何かある何かあると思い、読んでこんなに何も無かった小説も珍しい。 作中名言 「今は今なんだと。今を未来のためだけに使うべきじゃないと。」 「当たり前のようにやっていたことが、ある日を境に当たり前で...

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『フライダディフライ』金城一紀−何度でも転んで重力を知り尽くして、いつか飼い馴らしてやればいい。

『フライダディフライ』金城一紀−何度でも転んで重力を知り尽くして、いつか飼い馴らしてやればいい。

おっさんがひたすら頑張る物語。 お得意のゾンビーズが形成するとてつもなくストレートな物語が廃れてる心を揺さぶる。 話はシンプルで、 おっさんが喧嘩を習って、高校ボクサーに戦いを挑むという物語。おっさんが日々成長し、それをゾンビーズが真剣味、面白半分で織りなす。 悲しくもあり、努力してるときの充実感や、本気の大事さや、幸せの定義などが分かり易く表現してある。 平凡なおっさんが平凡な自分と重なり、スンシンの喧嘩よりも強い言葉のストレートが、自分の本気スイッチを入れてくれる。 何...

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『エイジ』重松清

『エイジ』重松清

暴行事件の犯人は中学の同じクラスの奴だった。世の中訳わからないことばっかりで、ニュースには異常者がはびこる。 中学生の不安定な精神状態を忠実に描写し、 いくつものチューブで繋がっている社会のモヤモヤを切り離したくて、切り離したくて、もがき苦しむ気持ちが凄く共感できる。 こうゆう奴おるなぁというキャラクターが多い。 ツカちゃんが熱いなぁ。B級の友達。それと仲良くするウジウジした状態。そんなんじゃないだろ。青いなぁ。俺も奇麗な絵の上に太陽を塗り潰そう。 このエイジというタイトルがなんと...

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『天空の蜂』東野圭吾−原発の必要性

『天空の蜂』東野圭吾−原発の必要性

原発が必要か否か? そもそも原発とは何か? 安全性と政府の立て付けはどうなっているのか? 原発のある地域に住む人々の気持ちはどうなのか? 原発の上にヘリをホバリングさせるテロリストの狙いとは? 東野圭吾作品を久しぶりに読んだが、ブレてないなぁ。 しっかりとした調査を基にしたそれぞれのパーソナリティー 頁を捲る度に勉強になり原発の必要性について考えさせられました。 特に原発の近くに住む人と全く接点の無い人との捉え方がリアルだ。 原発のことについて知ったかできるレベ...

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